Details
| Date | Start Time | Tournament | Season |
|---|---|---|---|
| Sat, 17 Feb 2024 | 12:40 | 三井リーグ | 2023年度 |
Location
| 海老名グラウンド |
|---|
| 神奈川県海老名市社家4032−1 |
Results
| Team | 1H | 2H | FT |
|---|---|---|---|
| Toray Tokyo Soccer Team | 0 | 0 | 0 |
| 三井住友海上 | 0 | 0 | 0 |
マッチレポート
日時:2/17(土) 12:40-kick off
相手:三井住友海上
場所:海老名運動公園グラウンド
天候:曇り(12℃)
前節の首位攻防戦で1-7のtragicな大敗を喫した東レサッカー部。
2勝2敗の成績で最終節を迎え、今季から三井リーグに参戦する保険
業界の巨人、三井住友海上と社会人サッカーの聖地海老名で初めて
相見れることとなった。
アップダウンの激しい神奈川県の国道ドライブの影響からか永谷Jr.が
降車5秒前にキラキラを車内に放つトラブルがあったものの、各自余裕
を持った行動でほぼ集合時間通りに集合。若手の顔色も概ね良好な様子。
従来の主力メンバーに加えて、テクニシャンの松尾、ルーキー近藤、
トリックスター池田ジェイスンが今季初参戦となった。
また前節の大敗でマネージャーの応援は期待するに忍びない心情の中、
柴田の連続参加は嬉しい誤算であった。
試合前のミーティング、自試合、他試合の結果次第では最下位転落の
可能性がゼロではない状況ながら、芥川が前節のマッチレポートへの
返信時に独断で言語化した東レらしさ=“ひたむきさ”、“粘り強さ”、
“丁寧さ”を取り戻す戦いをテーマとし、積極的に勝利を目指すことを
チームで共有。
トリックスター池田ジェイスン他30代のベテランを控えに回し、若手
中心のスタメンで試合に臨んだ。
<前半>
先発
萩原
堀田 守永 藤間
松本 松尾
近藤 檀 渉太 行方
GK西浦
ベンチ
FP:宮森、坂口、池田ジェイスン、芥川
マネ他:柴田
試合序盤、東レは前節の反省を踏まえてボランチの松本、松尾を中心
に丁寧にパスをつなぐサッカーを心掛けるが、三井住友海上の守備網
を効果的に崩せず、徐々にボールロストが増え、ピンチを招いてしまう。
相手のフィニッシュも精度を欠き失点は免れたものの、フラストレー
ションの溜まる試合展開に呼応するように相模川河川敷から謎の爆竹音
が鳴り響く異様な雰囲気となる。
前半15分以降、既定路線の交代で前線の萩原、藤間に代わり、芥川、
坂口を立て続けに投入。
この交代後、徐々に前線の流動性、ボールの運びが良くなると、相手を
押し込み、堀田、藤間からのクロスやミドルシュートを放つが得点には
至らず。
前半終盤、ゴール手前27mの位置でFKを獲得。エース守永が五郎丸
顔負けのキック前ルーティンを経て直接ゴールを狙うが、ゴール右上を
突いた鋭いシュートは惜しくもGKのファインセーブで防がれてしまう。
後半の体力戦に備えて行方を休ませ、宮森を10分出場させる微調整を
実施し、爆竹音も収まったところで前半は終了。
<後半>
先発
萩原
藤間 守永 芥川
堀田 松尾
近藤 松本 渉太 行方
GK西浦
ベンチ
FP:宮森、坂口、池田ジェイスン、檀
ハーフタイム、すっかり監督業が板についた永谷を中心に修正、継続
すべき点を整理し、プロアクティブな選手交代で後半に臨んだ。
後半立ち上がり、自陣からのビルドアップが改善された東レが相手を
押し込む展開となるが、三井住友海上も保険会社らしい必要以上の
リスクを冒さない堅実な戦いで応戦。
後半中盤、左CK、FKを長身DFの伊藤渉太に合わせて決定機を迎え
るが、ヘディングシュートは惜しくもゴールならず。
この日三井リーグ初参戦の近藤は前半からアグレッシブな守備と積極
的な攻撃参加で及第点以上のパフォーマンスを見せていたが、後半15
分に脚が限界を迎えて交代となった。
宮森は前半は右SB、後半は左SBで途中出場し、本社勤務、関係会社
への出向で得られた適応能力を遺憾なく発揮した。
爆竹が再び鳴り響きそうな試合展開の中、トリックスター池田ジェイ
スンを芥川に代わり起爆剤として投入。
かつて華麗なテクニックで“東レのイニエスタ”として名を馳せた男で
あったが、見た目にも調整不足は明らか。
8分間の有酸素運動に満足して、再び芥川と交代、笑顔でピッチを
後にした。
引き分け濃厚な展開の後半ラスト10分、事件が起こる。
後半初めてとも言える被シュートをGK西浦がなんなくキャッチするが
苦悶の表情を浮かべてその場に倒れこんでしまう。
昨夏のフットサル大会で負傷したふくらはぎ肉離れが再発してしまい
プレー続行が不可能に。
この日は西浦・大西の2人GKによるBCP対策が敷かれておらず、
前半CBで出場していた勤労課の森本をGKとして緊急投入する。
試合の雲行きが怪しくなると、この展開を待っていましたとばかりに
ここまでリスクヘッジに特化していた三井住友海上が一気に息を吹き
返す。
後半終了間際、最後の力を振り絞って相手CBからロングボールが
放り込まれると、CB松本と相手FWが競争する形となる。
GK森本もPAライン上まで飛び出すが相手FWが一歩早く触ると
森本はたまらずハードタックルを見舞う。
いわゆるDOGSO (Denying an Obvious Goal Scoring Opportunity)
に該当するレッドカード相当のプレーであったが、即座の謝罪と
主審を交えた丁寧な話し合いの結果、イエローカードの提示で事無
きを得た。
2試合連続の一発退場は回避となったが、ゴール正面15mFKを与え
絶体絶命のピンチであることには変わらず。
長身の坂口を筆頭に即席で5枚の壁を用意し、主審との目を盗んで
は毎秒2cmずつ前進する姑息な執念で、キッカーにプレッシャーを
与える。
プレッシャーの甲斐あってか左足から放たれたシュートはゴールの
遥か上を通過し、海老名の曇り空へと消えていった。
これがラストプレーとなり、主審のホイッスルで試合はスコアレス
ドローで幕を閉じた。
全体的には試合の主導権を握りながら、得点が奪えないもどかしい
展開であったが、必達予算の残留を確実にする勝ち点1で最低限の
結果は得られた。
今季もたくさんの参加、応援ありがとうございました。
芥川