Details
| Date | Start Time | Tournament | Season |
|---|---|---|---|
| Sat, 26 Mar 2022 | 12:30 | 三井リーグ | 2021年度 |
Location
| 商戦三井 柿生グラウンド |
|---|
Results
| Team | 1H | 2H | FT |
|---|---|---|---|
| Toray Tokyo Soccer Team | 4 | 4 | 8 |
| 三井不動産レジデンシャル | 0 | 0 | 0 |
2020年度入社でもうすぐ3年生のメンブレン3部所属、行方と申します。
毎節のマッチレポートで途中交代の時にしか名前の出てこない幣員より、2021年度三井リーグ最終節の結果についてご報告いたします。
☆日程: 3/26(土) 12:30 KO 三井リーグ第6節
vs 三井不動産レジデンシャルサービス @柿生グラウンド
☆マッチレポート:
前節のエームサービスは相手の棄権により試合不開催。
主将芥川の策略にはまり、試合がないことを当日海老名会場で知らされた東レイレブンは、チームとして今季初めての練習を積み最終節に臨む。
東レイレブンの今季の成績はここまで5戦2勝3敗、今節の勝利で勝率5割の予算達成を目指す。
試合前日はレモンサワー3杯までという不文律のある東レサッカー部だが、まん延防止等重点措置解除の誘惑にも負けず、ドタキャン、遅刻ゼロで柿生に集結。
さて、あれよあれよと芥川がコロナ療養中に練り上げた多様なアップをこなし、自分たちが川崎フロンターレであるように錯覚したところでメンバーピッチイン。
今節もプレイヤー13名(内2人GK)、マネージャーゼロと寂しいベンチを後にする。
前半フォーメーションは以下の通り。
<前半フォーメーション>
伊藤 守永
角谷 松本 宇賀 芥川
永谷 宮森 河原 行方
西浦
第3節、第4節は策士芥川の考案した4-3-3で挑んだ東レイレブンであったが、今節は入念なスカウティングから導き出した最適解、4-4-2で試合に臨む。
相手のキックオフで始まった試合であったが、いきなり序盤から東レが猛攻を仕掛ける。
まずは前半5分に右サイドの芥川からのパスを受けた守永がゴールネットを揺らし、東レ劇場開幕。
そのわずか3分後右サイドから芥川がゴール前にクロス。これがペナルティーエリア内で相手のハンドを誘いPKを獲得。このPKを芥川が自ら沈め追加点。前半9分の時点で東レイレブンは早くもリードを2点に広げる。
このあたりから試合がヒートアップし、相手から激しいチャージを受ける。しかしこれに紳士的な対応を見せ続ける東レイレブンからは「正しいことを正しくやるミッションベアの精神」を感じざるを得ない。まさにベア活動の賜物。
前半の給水タイムでぬかるんだピッチで足首を痛めたボランチ松本が一度途中交代。萩原がピッチに入る。(芥川→ボランチ、守永→右サイドハーフ、萩原→FW)
この日ここまで普段のクールな彼が大きな声(飲み会の時でしか聞いたことないんですが?)
でチームに檄を飛ばしていた彼がピッチを後にし、チームに若干の曇りが見えたが、これを吹き飛ばしたのが伏兵萩原。
交代直後に左サイドバック永谷から右サイドハーフの守永を相手のライン裏に走らせるロングスルーパス。守永が相手をはがしたトラップが若干伸びたところを萩原が猛チェイス、焦った相手のクリアが萩原の身体のどこかに当たり、そのままゴール。
先週の練習中に吊った足が未だ治らず、試合直前まで怪しい粉末サプリを摂取していた男の追加点で3-0と相手を突き放す。
この日は圧倒的なゲーム支配によりグローブに泥一つ付いていなかったGK西浦だったが、24分、久しぶりに相手が東レDFの裏をめがけて蹴ったハイボールを確実に処理。
GKとしては集中するのが難しい展開でもあの落ち着き。東レのエース営業兼守護神は心の整え方がやはり違う。
ここまで爆発してきた前線であったが、左サイドハーフの角谷はここまで相手のサイドバックの執拗な守備に邪魔されあまり目立つことが出来ない。
しかし、高い技術を持っていることを証明したのが前半終了間際、29分。左サイドからのコーナーキックを担当すると、春の強風を利用し直接ゴールイン。
FW伊藤が触った触ってない論争が繰り広げられたが、記録的には角谷のゴール。この男にフリーでボールを蹴らせると何かが起こることを証明した。
その後も入社を6日後に控えた名門一橋大学出身の河原が統率する守備陣が危なげなく相手の攻撃を処理して前半終了。4-0で試合を折り返す。
第1節から当然のように全試合フル出場しチームの守備を支えてきた河原だが、実はまだ配属が決まっておらず、東京配属を祈るばかりのイレブン。
<後半フォーメーション>
萩原(伊藤) 守永
角谷 宇賀 松本 芥川
永谷 宮森 河原 行方
大西
後半、怪我から復帰の松本(←伊藤)、GK大西(←西浦)を投入。
まずは0で抑えること、そして来期への予算繰り越しのために少しでも多く点を取ること、の2点について認識を共有したイレブンは後半も開始早々から試合を優位に進める。
まずキックオフで左サイドバック永谷まで下げたボールは右サイドバックの行方が走った相手ラインの裏へ。
一度は相手にボールを回収されるもそのまま行方がボール奪取。エリア内の守永を経由してフリーの萩原へ。
守永が相手を二人引き付けていたことでドフリーの萩原であったが放ったシュートは枠の外。外した萩原からIKKOポーズが飛び出す。
前半急遽中盤に入った芥川も宇賀と連携し、守備と攻撃の両局面で気の利くポジショニングをとってチームを回していたが、前半の怪我から復帰した松本は流石本職。宇賀と松本のボール奪取、小気味良いパスワークでチームに血が通う。
そして後半10分深い位置で相手を追い回し確保したボールをペナルティーエリアライン角度のないところから流し込んだのは萩原。さっきの外してそれ決めるって「どんだけぇ~」。
後半に入り相手からのマークが緩くなった角谷にもボールが通る。前線で(萩原→)伊藤、守永、芥川、角谷の4人がめまぐるしくポジションを変え相手をかく乱させながら、疲れた相手の裏を取りまくる。まずは角谷から守永が抜けて1点。
直後松本から宇賀への裏パスで決定機もこれは相手GKのファインセーブ。三井リーグにおいて東レの間延びしがちな広大な中盤をカバーし続ける男、宇賀の2列目からの飛び出しでチャンスを作る。
その後、ゴール前で松本からの折り返しを受けた伊藤がゴールに流し込み後半20分ですでに7-0。ポストプレーで体を張り続けた助っ人がついにゴールもゲット。キーパスを通し続けた松本にもようやく1A。
その後もボール回収、宮森から永谷につけてから、守備戦術を破壊するロングフィードで攻勢を緩めなかった東レイレブン。
GK大西の的確な指示、腰痛と戦い続ける宮森の老獪なラインコントロールそしてビルドアップで相手にチャンスを一切作らせずゲームをコントロールする。
そして後半26分に松本のスルーパスに抜け出した守永がGKとの1対1を冷静に左足で沈めハットトリック。
その後も全く相手に付け入る隙を与えず、8-0で試合終了。
入念なスカウティングが身を結び、最終節にしてケチャップを吐き出したチームは、3勝3敗で着地、予算を達成した。
☆結果:
前半: 4-0 (守永、芥川(PK)、萩原、角谷)
後半: 4-0(萩原、守永、伊藤、守永)
TOTAL 8-0 BIG WIN!!!